車検とは?歴史から車検の流れを徹底解説!

2018年07月31日 | その他

車を所有していると、必ず行わなければならないことがあります。それは「車検」です。しかし車検とはなんのために行うのかを、知らない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、車検の歴史や、車検の流れはどんなものなのか、という内容について、詳しく説明します。ぜひご一読ください。

1.車検が始まったのはいつ?歴史を振り返ってみよう。

まず車検の始まりはどのようなきっかけがあったのか。それについてを詳しく説明します。大まかに説明すると下記の通りです。

・1930年に開始、元々は、タクシーやバスの安全を守るためにできた
・1951年に現在も適用されている車検制度(道路運送車両法)が発足
・1955年に市民の安全を守るために【自動車賠償保障法】が発足

それでは1つ1つを詳しく説明します。

1-1.1930年・車検制度が誕生

今でこそ車検は車を持つ誰もがしなければならないものになっていますが、当時の1930年より前は車検制度すらありませんでした。そもそも車を購入する資金など、当時の一般市民にはなかったので、道路を走っているとすればバスやタクシーが主流だったのでしょう。

そんなバスとタクシーの本質は、人を時間内に運ぶこと。ですので、道中に車体の不具合による予期せぬハプニングは許されません。そうならないために、定期的に車両状態を検査しようと始まったものが車検制度。当時はバスやタクシーのためにできた制度だったのです。

1-2.1951年・車検制度が義務化された

以前まで、車は高価なものであったため、一般市民は買うことができませんでした。しかし、1951年に入ると、一般市民も次々と自分の車を持つようになったのです。一般市民が車をもつことにより、厳しい安全対策が必要になり、そこで政府は「車検制度(道路運送車両法)」を定め、車検が義務付けられたのです。

1-3.1955年・自動車賠償保障法が発足

ちょうど日本が高度経済成長を迎えていた頃。景気もよかったために、車を所有している一般市民が非常に増えました。街中を走っている車が多くなったことにより、交通事故がかなり増加してしまった。それを見かねた政府が被害者を守るために「自動賠償保障法」を定め、ドライバーであるならば、必ず自賠責保険に加入することを義務付けられたのです。

2.車検をする意味はあるの?しなくても大丈夫?

2年に1回、新車の場合は初回だけ3年に一回、車に不具合はないかを確認します。車検を受けたことがなければ、「車検の必要性はあるのか?」と疑問に思うでしょう。しかし車検をしなければ大変なことになってしまいます。

2-1.車検をしないと法律に引っ掛かる!

車検の歴史について説明した際に、「義務化された」と何度がでできたと思います。そう、車検は国から義務化された制度なのです。もしも、車検をせずに道路を走っていると、国の制度に逆らったとして警察に捕まってしまいます。ですので、車検は必ず行いましょう。

2-2.車検をしたから安心ではない!日々のメンテナンスを怠らないでおきましょう!

車検をしたからといって安心ではありません。確かに車検では、部品のズレや摩擦による傷、ネジが緩んでいたりと、普段気づかない不具合を見つけ、修理をしてくれます。しかし車は車検をしたからといって、安心して乗れるというわけではありません。ですので、日々の車のケアは怠らないでおきましょう。

3.車検の流れを紹介!

それではここから、車検の流れについてを説明します。主な車検の流れは下記の通りです。

・車検の予約
・車を入庫
・車検証とステッカーの交付

3-1.車検の予約

車検の予約をしましょう。だいたい前回の車検が終了する3ヶ月前に予約しておくことがオススメです。それはなぜかを説明しますと、直前に申し込む場合は、ディーラーなどで提示された料金を払わなければなりません。しかし、3ヶ月前から予約するのでは値段がかなり安くなります。3ヶ月前に絶対とは言いませんが、なるべく早めに予約しておきましょう。

3-2.車を入庫

当日は、指定された場所に車を入庫しに行きましょう。入庫をしたらもれなく代車を貸してくれます。車検をしている間はその代車を好きに利用できますので、ご安心ください。

3-3.車検証とステッカーの交付

車検が終了し、無事に車が帰ってきたら、車検証とステッカーの確認をしておきましょう。車検証とステッカーは、車検が終了して大体2週間ほどすれば、郵送で送られてきます。それら2つが無事に届いたら、すぐに車の中に保管しておきましょう。車検証は車の中に、ステッカーはフロントガラスに貼っておくのが主流です。

4.まとめ

車検についてご理解いただけましたでしょうか。最後にこの記事をまとめると、車を所有する人は必ず、「車検」を受けなければなりません。もしも、車検を受けないままで車を運転していると、国の法律を無視しているということになりますので気を付けましょう。

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